資金だけじゃない!信用取引における資産の運用

信用取引における委託証拠金の位置付け

信用取引は証券会社から資金や株を借り、それを実際に運用することで損利を得る株取引の方法です。そして、資金や株を実際に借りるに当たって必要になるのが『委託証拠金』です。

この委託証拠金に関しては、専用口座に資金を差し入れるというイメージから、現物取引における株購入資金と同じもののように認識してしまいますが、その位置付けは大きく違います。現物取引における資金は株を購入するためのものですが、信用取引における委託証拠金は、信用取引によって生じる借りうけた有価物の損失を埋め合わせるものです。従って、株価と同額を用意する必要はなく、あくまで想定される株価の損失分を用意すれば事足りるということになります。それゆえに、信用取引では用意した資金(=委託証拠金)の数倍の規模の取引が行えるのです。

委託証拠金は何もお金でなくても良い!?

さらに信用取引における資産運用が優れている点として、この委託証拠金はお金でなくても良いという点が挙げられます。株や国際など有価物としての価値が証券会社によって認定されているものであれば、何でも委託証拠金として充てることが可能なのです。こういった信用取引の委託証拠金として充てられた有価物のことを、『代用有価証券』と呼びます。

代用有価証券を利用した資産運用は、保有株を有効利用するという観点から、非常に利便性が高いものであると言えますが、一方で注意すべき点もあります。それは証券である以上、日々その価値が変動するという点です。従って、信用取引の委託証拠金として利用される場合、変動幅を織り込んだ『代用掛目』という倍率をかけた金額までしか代用できないようになっています。

信用取引の担保とは株式を購入する資金を証券会社などから借り入れて購入する際に、借り入れの30%を供託金として株式口座に入金することです。